推しの子インタビュー考察・伏線まとめ!何話何巻の内容かも調査!について紹介していきます。
いよいよ最終章に突入した「推しの子」は、アクアの父親に関する情報が次々と明らかになるなど、真相解明に向けて物語が大きく動き始めていますね。
アニメも大注目ですが、本誌の内容もかなり気なるところですね。
また、第1巻に掲載され「物語の真相にかかわる内容なのでは?」と当初から話題を呼んでいた「インタビュー」のシーンについても、徐々にその意味が明らかになってきています。
そこで今回は、謎多き「インタビュー」シーンについて、現在判明していることや考察できることなどを詳しくまとめていきたいと思います!
以上のような構成でお伝えしていきますので、ぜひ皆さんも一緒に考察してみてくださいね!
なお、本記事は2023年3月発売の「推しの子11巻」までのネタバレを含む内容となっておりますので、ご注意ください。
推しの子・インタビューまとめ
🌟放送まであと2日🌟
TVアニメ【#推しの子】
放送まで…あと2⃣日🌟本日は…
ルビー役:#伊駒ゆりえ さんより
色紙が到着🌟🎀🍓いよいよ4/12(水)23:00より順次放送開始! pic.twitter.com/ZqMw4rET7a
— 『【推しの子】』TVアニメ公式 (@anime_oshinoko) April 10, 2023
ではまず、物語の導入部分に掲載されていたインタビューがどんな内容であったのかを、簡単にまとめていきたいと思います。
キャラクター名 | 話数 | 内容 |
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星野ルビー | 2話 |
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斎藤ミヤコ | 3話 |
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古参のB小町ファン | 4話 |
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五反田泰志 | 5話 |
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有馬かな | 6話 |
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幼稚園の先生 | 7話 |
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斎藤壱護 | 8話 |
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星野アクア | 9話 |
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星野アイ | 10話 |
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以上が、第1巻に収録されたインタビューの内容となります。
後にこのインタビューの内容は、ストーリー後半で登場する「15年の嘘」という映画に関連するインタビューであろうことが判明します。
それぞれのインタビューシーンについて考察していく前に、まずはこの映画がどんなものなのかについても紹介していきますね!
推しの子インタビューシーンに関わる映画15年の嘘とは?
ストーリー後半で、五反田監督とアクアが脚本を手がけた「15年の嘘」という映画が登場します。
この映画は14年前の「星野アイ殺傷事件」をベースとして作られた実録映画で、監督が昔アイの頼みで作ろうとしていたB小町のドミュメンタリー映画を、アクアとともに練り直したもののようです。
監督の回想シーンで、いつもとは違う黒い星を両目に宿したアイが「本物の私を撮ってください」と発言しているシーンがありました。
アイといえば、両目に白い星のような光を宿していることが特徴ですが、この「黒い星」は、復讐を誓ったときのアクアやルビー、そしてカミキヒカルの目の中にあった光と同じです。
このことからも「15年の嘘」という映画が、アイの本当の姿・本心をもとに作られたものであることは間違いなさそうですね。
この映画の「犯人役」を演じるのは、なんとその真犯人を心から憎んでいるはずのアクア。
そして「星野アイ役」を演じるのは、ずっとアイになりきることでアクアの父親探しを行っていたあかねです。
完成した映画が一体どのような内容になるのか、犯人は一体どんな人物なのか、今から気になって仕方がないですね!
推しの子・インタビュー考察!伏線は何話何巻の内容?
ちょっと深夜に語らせて!
推しの子映画見て家帰ってきて新刊まで一気読みしたんだけど、伏線回収えぐいと思うし、今回の章終われば終わりそうな気がめっっっちゃする。
まず伏線が1巻の時々入ってくるインタビューで、15年の嘘について少し書かれてるのがまじ伏線
#推しの子— Rriinn” (@Rriinn_alone) March 20, 2023
次に、推しの子第1巻のインタビューシーンの詳しい考察をしていきます。
第1巻の時点では読んでもピンとこない内容となっているインタビューシーンですが、物語が進むにつれてその意味が判明するものが出てきました。
まだ全ての意味が明かされているわけではありませんが、現時点で判明しているものについては伏線が回収されているシーンの話数などにも触れ、詳しく解説していきます。
推しの子インタビュー伏線考察①星野ルビー【アイドル】編
星野ルビーのインタビューシーンは、第2話「兄と妹」冒頭に掲載されています。
女優初挑戦となったルビーが今の気持ちについて聞かれ「アイドルの仕事も、いつも挑戦だと思ってやっている」と答えていました。
ここで初挑戦となった女優の仕事というのはおそらく「15年の嘘」への出演のことで、ルビーはこの映画において、アイの他にいたB小町のメンバー役に抜擢されています。
ルビーが前向きな返答をする理由は「世界で一番信頼できる人(おにいちゃん)が側にいるから」だと発言しており、このインタビューが掲載されている第2話の内容から見ても、当時は双子が信頼し合っていることを示すシーンだと思われていました。
しかし、物語が進んでいざその時系列に追いつくと、実際の二人はなんと真逆の状態であったことが判明します。
このときのルビーには「アイドルを演じている」状態を表す白い星が目に浮かんでおり、最後のコマのルビーは「偽りのキャラクターを演じている」と推測できるのではないでしょうか。
これは第105話(11巻)において、アクアがルビーに黙って、アイとの親子関係を世間に公表したことが原因でしょう。
この一件でルビーはアクアに「もう家族だなんて思わない」と絶縁に近い言葉を浴びせており、お互いの間には修復不可能な亀裂が入った状態であることが考えられます。
今のところ極端に意味が変わっているのはここだけのように感じますが、他にもルビーのインタビューのように、物語が進むことで全く別の意味として取れるシーンが増えていくのかもしれませんね。
推しの子インタビュー伏線考察②斎藤ミヤコ【マネージャー】編
ルビーの所属事務所の現社長であり、育ての親でもある斎藤ミヤコのインタビューシーンは、第3話「ベビーシッター」の冒頭に掲載されています。
居酒屋で酔っ払っている様子のミヤコが「二人のマネジメントは大変だ」と愚痴っぽくこぼしているシーン。
「考えてみれば最初からおかしかった」「寵愛と試練のどちらも正しく与えられている」というセリフはどれも意味深ですが、今のところ深い意味はまだ分からないというのが現状です。
「神様に導かれている」という発言については、第3話内において、中身が赤ん坊ではないことを誤魔化すため、双子がミヤコに向かって神様のフリをして話しかけたことが原因でしょうか?
それよりもこのシーンは、インタビュアーが誰で、ミヤコに対してどんな質問を投げかけていたのかが気になりますね。
推しの子インタビュー伏線考察③古参のB小町ファン【ドルオタ】編
昔のB小町からの古参ファンの男性へのインタビューシーンが掲載されているのは、第4話「笑顔の作り方」です。
人生で一番好きなアイドルを聞かれ「B小町のアイは外せない」と回答する男性。
彼の手にはルビーのうちわが握られているので、現在のB小町のファンでもあるということになりますね。
当時はオタ界隈でのみ人気のあったアイが、双子の赤ちゃんが出てくる動画で「一般に見つかった」つまり世間一般まで存在が知れ渡り、メジャーになったと感じているようです。
この双子の赤ちゃんの動画というのは、第4話でアクアとルビーがアイのライブを見にきていたとき、思わず目的も忘れて大人顔負けのヲタ芸を披露してしまい、その動画がバズってしまったエピソードのことを指します。
それまでは「プロの笑顔」「人間臭さのない笑顔」と言われることもあったアイでしたが、この動画のおかげで、子どものかわいさにときめいているアイの姿が世間に広まり、一気に火がついたという流れですね。
古参ファンの男性は、まだこのときの双子の赤ちゃんがアクアとルビーであることには気が付いていないようで、もしかすると映画撮影の時期よりも前に撮られた映像なのかもしれません。
推しの子インタビュー伏線考察④五反田泰志【映画監督】編
赤ん坊の頃からアクアをよく知る人物で、その後もアクアの面倒を見てくれている本当の父親のような存在、それが五反田泰志監督です。
彼が登場するインタビューは第5話「監督と女優」というお話に掲載されています。
このインタビューにはまだ序盤ながら「15年の嘘」という映画のタイトルがばっちり登場していますね。
インタビューの中で監督はこの映画を、15年前にポシャった脚本を優秀な脚本家の力で今の時代にも通ずるものにセルフリバイバルしたと語っていますが、この「優秀な脚本家」とは、アクアのことで間違いないでしょう。
第110話(11巻)では、五反田監督とアクアが鏑木プロデューサーに映画の話を持ちかけるシーンがありますが、ここで登場する映画の資料の表紙に、脚本担当として二人の名前が記載されています。
最後に「この映画をアイに捧ぐ」と言い残して去った彼でしたが、当時はこの時すでにアイが死亡しているなどとは予想もしておらず、その後の意外な展開にはかなり驚かされましたね。
推しの子インタビュー伏線考察⑤有馬かな【女優】編
天才子役と言われて育ち、現在は迷いながらアイドル活動を行う身となった有馬かなが登場するインタビューは、第6話「子役達」冒頭に掲載されています。
天才役者と評判ですが……と話したインタビュアーに「自分は天才ではなく、早いうちにそれに気付けた」と回答するかな。
その後「負けてるなんて思ってない」「天才だってナイフで刺されればお陀仏」と不謹慎な喩えを出してしまい、激しい自己嫌悪に陥っています。
「負けてない」と思っている相手は、主演に選ばれた黒川あかねでしょうか?
かなのインタビューといえば、インタビュー内でアクアのことを「あーくん」と呼んでおり、これは未来でアクアがあかねではなくかなを選んだということなのでは?との考察が出回っていましたが、違ったようですね。
この呼び方は、アクアがアイとの親子関係を公表したことで有名になりすぎたため、街中で迂闊に名前を呼んで騒ぎにならないために「あーくん」と呼ぶことに決めたという第108話(11巻)のシーンから来ているようです。
推しの子インタビュー伏線考察⑥幼稚園の先生【幼稚園職員】編
アクアとルビーが昔通っていた幼稚園の先生が登場するのは、第7話「転ぶのを恐れれば余計に転ぶ」冒頭のインタビューシーンです。
アクアはいつも難しい本を読んでいて、妹には小・中学生くらいの知性があったと語っていることから、二人の知性の高さは周りの大人も認知していたということがわかりますね。
インタビュアーの話によって、彼女は二人が映画に出演することを知ったようです。
推しの子インタビュー伏線考察⑦斎藤壱護【元経営者】編
ルビーたちB小町の所属する苺プロの元社長である斎藤壱護のインタビューシーンが掲載されているのは、第8話「星野アイ前編」の冒頭です。
以前はコワモテながら根は優しい熱血漢といった印象でしたが、インタビューに登場する彼は長髪の荒んだ雰囲気に変貌しており、インタビュアーに対しても、アイを失ったあの瞬間に俺の人生は終わった、もう関わるなと吐き捨てています。
斎藤の再登場は第84話(9話)で、アイの娘であるルビーがこっそり彼に接触し、アイの死の真相に近づくため、そして自身を売り出すために知恵を借りるというシーンがありました。
後にアクアと接触するシーンもありますが、このときの斎藤は昔のような短いヘアスタイルで登場しており、インタビューが行われたのはもっと前の、ルビーと接触していた時期ではないかと推測できます。
推しの子インタビュー伏線考察⑧星野アクア【役者】編
星野アクアのインタビューシーンは、第9話「星野アイ後編」冒頭部に掲載されています。
自身の演技は人を幸せにしようというものでなく、自分自身のために演じる。
誰も愛さないし、愛されても何かを返すことはない。
まさに「15年の嘘」を制作するにあたって、アクアが考えていることのすべてが詰まっているようなセリフですね。
最後に彼は「演じることは僕にとっての復讐」と話しますが、これはやはり星野アイ殺傷事件の「犯人役」を自ら演じることによって、のうのうと生き続ける真犯人を告発し、復讐を遂げるという意味合いでしょうか。
しかしながら、最後のコマのアクアの目に宿っているのが、黒ではなく白い光なのが気になります。
これは、最後のセリフのどこかに本心ではない部分があるということなのでしょうか?
推しの子インタビュー伏線考察⑨星野アイ【母】編
最後はインタビュー映像ではなく、星野アイが生前残していた双子へのビデオレターだと思われます。
これが掲載されているのは、第10話「イントロダクション」の冒頭です。
大人になった双子はアイドルになっているかもしれない、でも何にせよ、母である自分の願いは「元気に育ってほしい」ということだけ。
生まれたばかりの双子を抱っこしながら、笑顔のアイが話しているシーンです。
このシーンに関しては、特に伏線はなく見たままのメッセージという感じもしますが、ビデオレターのアイに宿る光は白なので、やはり「本心なのかな?」ということが気になってしまいますね。
推しの子インタビュー伏線考察⑩インタビュアーは誰?
9つのインタビューを見た後で、おそらく思いつく人もいるであろう疑問点。
それは、このインタビューを行っている「インタビュアー」は誰なのか?ということです。
時系列が違うと考えられるシーンもあるため、複数の人がインタビューを行っている可能性もありそうですが、自然に考えるとインタビュアーは「インタビューに出てきていない人」ということになりますよね。
筆者はこのインタビュアーを「黒川あかね」ではないかと予想しています。
インタビューに出ていないことで「死亡フラグではないか」との噂も立っていますが、彼女は映画内ではアイ役を演じる重要なポジションですし、一度事故死と見せかけて生存しているので、この後はもう死の危機に瀕する展開はないのでは?と考えました。
彼女がインタビューを行う側なら未登場である立派な理由になりますし、彼女の「役柄になりきる能力」のことを考えると、アイに関わる人たちを徹底的に調べ上げているはずなので、インタビューを行った全員と繋がりがあってもおかしくないですよね。
それにしても「推しの子」という漫画は、いろんな角度で、いつまでも考察していたくなるくらいに面白い作品ですよね。
ここからは怒涛の伏線回収展開となるはずで、ますます目が離せなくなってきました!
まとめ:推しの子インタビュー考察・伏線まとめ!何話何巻の内容かも調査!
読み返してた今ですら5.6話あたりの監督インタビューまで、幕間的なやつなんだこれ?くらいに読んでたから、当時なんか普通に流し読みしてたんだろうけど、推しの子という作品は最初からここに向かって走ってたんだな。って。
15年の嘘編が最後なのかな。— 魔法の花🌼 (@Magic__FIower) March 12, 2023
今回は「推しの子インタビュー考察・伏線まとめ!何話何巻の内容かも調査!」と題し、推しの子のインタビューシーンのまとめと、インタビューの詳しい考察について解説してきました。
第1巻の各話冒頭に掲載されているインタビューには、
- 第2話・星野ルビー→女優初挑戦への意気込みについて
- 第3話・斎藤ミヤコ→双子のマネージメントに対する苦労話
- 第4話・古参のB小町ファン→人生で好きなアイドルは星野アイ
- 第5話・五反田泰志→映画「15年の嘘」をアイに捧ぐ
- 第6話・有馬かな→思わず出た不謹慎発言を後悔する
- 第7話・幼稚園の先生→双子は知性が高かった
- 第8話・斎藤壱護→アイを失った瞬間自分の人生は終わった
- 第9話・星野アクア→演じることは自分にとっての復讐
- 第10話・星野アイ→未来の双子へのビデオレター
以上の9つのシーンがありました。
最終章に差し掛かり、時系列が追いついたことで、当初は謎だらけだったインタビューシーンの伏線回収と思われるシーンも描かれ始めました。
果たして、すべての謎が解き明かされる日はいつになるのか。
まだしばらくは、待ち遠しい日が続きそうですね!
以上、推しの子インタビュー考察・伏線まとめ!何話何巻の内容かも調査!でした。
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